木造物件の基礎と地耐力2017年09月22日

最近は木造物件でも住宅クラスから規模が大きいものまで、地盤調査を行うのがスタンダードになってきました。

そして、地盤改良の方法も色々な構法が見受けられるようになってます。
ところが、最近少し気になる事例が挙がってきてます。

地盤が弱い→改良計画 で作成される改良計画書。
改良会社さんに見積含めて出してもらっています。
その計画書の中で、なぜか必要地耐力が15kn/㎡で計算されているのです。

なぜ15kn/㎡なのか。
改良会社の担当者の回答は
「小規模建築物基礎設計指針」P82から建物荷重の数値を参照した
でした。
・・あの、同じ本のP97に
ベタ基礎の場合の必要地耐力の数値が載ってますが・・
20kn/㎡です。15じゃ足りません・・!

ただ、この計算方法が何物件も挙がってきます。
どうも、同じ会社なのか、同じ構法の系列会社のような感じがします。

どこかで間違って採用されて施工されてしまうかもしれないし、
その会社は一度きちんと本全体を読んでください。
今のご時勢、施工後でも杭長不足でやり直しとか起きてますよ。

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