4号特例見直しの流れは2017年04月21日

建築雑誌などで、4号特例見直しに関する座談会などの特集が組まれてます。
大学の先生方、役所の立場などでも意見は色々あるようです。

法の立場はともかくも、実務の場としては、構造計算が不要とされる4号建築物でも計算を求められるケースがじわじわと増えてます。

500㎡に届かないくらいの非住宅建物だったり、
一般住宅で住宅性能評価等級を一つの目安として、地震力を1.25倍、1.5倍にした検討を希望されるケースだったり。
特に一般住宅では、オーナー様たっての希望で計算をする傾向が増えてます。
建物への意識が変わってきたのだなと感じます。

ちなみに非住宅建物では、平屋でも広範囲の吹抜けを設けるケースなども多いですし、壁量計算は水平剛性をほとんど考慮していないので、計算する必要性が高いと思います。
基礎についても、仕様規定だけで設計するというのは、ちょっと無理があるでしょう。
計算したときの差が開きすぎてます。

住宅の場合、オーナー様によっては仕上げ部材の損傷も非常に気にされるケースもあるので、耐震性だけでなく制震制などを考慮して行く必要もあるような気がしてます。
ダンパーを設置するようなケースにはまだ出会っていませんが・・
私も引き出しを増やしていきたいと思います。