4階建て木造ビル2024年05月15日

GW明けて怒涛の一週間。

そしてようやく一つの物件の審査が通りました。
私も初めての設計、4階建て木造事務所ビルです。
年末ごろからスタートしていたのですが、色々と手間取りやっとこぎつけた感です。

4階建てとは言え、剛床仮定が成立できる形状ではあるものの
設計対応できるソフトの関係上、立体フレーム解析ソフトで計算を行います。
これがまた、ある程度条件が整うまでは、思いもよらぬ動きをしてきます。
起きている状況の、もう一つ奥の要件まで考えていく必要があるので、
繰り返し計算をかけながら、モデルとがっつり取っ組み合い・・
意匠的な条件も、今回は構造的な制約としてかなり厳しい状況になりました。
水平力の考慮が必要な日本の建築物、一階二階に開放的空間を求めるのは無茶なのよ・・ブツブツ。
時間が無いと急き立てられていても、目の前の状況を変えていくのは自分の思考のみ。
サクサク片付ければいい作業業務とは異なり、1手を出すためにうんうん唸る毎日でした。

ようやく一つの解になり、まとめることが出来ましたが、
今回審査もなかなか厳しかったので、通過に少し時間がかかりました。
岐阜県内に新設する工場に建てる事務所のため、
お施主様にはかなりやきもきさせてしまいましたが、いよいよこれから施工です。
私も、ドキドキ、ワクワクしてます。
構法的には一般解的な工法をというリクエストだったのですが、
なんやかんやで新工法や新金物も色々使っちゃった。てへ。

この物件はひと段落したものの、今月はまだいっぱい押し込まれ、
急き立てられる日々が続きます。
時々山にこもりながらがんばることにします。

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