木造と混構造 ― 2012年04月17日
少し古いですが、日経アーキテクチュアNo.1-25にあった記事です。
「混構造の設計に潜む落とし穴」
要約すると、全体を木造で設計していた建物の一部に、鉄骨梁を用いていたものを「木造」として申請したけれど、審査時に「混構造」と判断され適判行きとなった・・という話です。
木構造の一部に異種構造を用いる場合、地震力を負担するのが木部材であれば全体を木造として考える・・というのが構造設計者の一般的な見解であり、計算ルートを素直に読んでもそうなるのですが、判断するのはあくまで審査側。
構造設計を進める前の段階で、審査側に計算ルートを確認しておくことをお薦めします。
本当に審査を担当する行政庁や会社によって、判断が分かれることが多いので。木造は特にかもしれません。
ちなみに、先月幼稚園敷地内に交流館の計算を行いましたが、全体木造とし一部鉄骨梁&柱を使用しました。
この時の計算方法としては、全体を木造として一貫計算を行い、鉄骨柱と梁に置き換える部分については、負担する力を拾い出して鉄骨の計算を行い、両方の計算書を添付して提出しました。
もちろん事前に建築主事に「こういう計算方法を行うが良いか」の確認済みです。
こういう記事で「ちょっと鉄骨が入ると混構造扱いになる〜」とひるむ必要はないですよ。
建物の構造を明確にした上で事前確認を取っていけば、申請者側も審査側もお互い納得のいく対応がとっていけると思います。
「混構造の設計に潜む落とし穴」
要約すると、全体を木造で設計していた建物の一部に、鉄骨梁を用いていたものを「木造」として申請したけれど、審査時に「混構造」と判断され適判行きとなった・・という話です。
木構造の一部に異種構造を用いる場合、地震力を負担するのが木部材であれば全体を木造として考える・・というのが構造設計者の一般的な見解であり、計算ルートを素直に読んでもそうなるのですが、判断するのはあくまで審査側。
構造設計を進める前の段階で、審査側に計算ルートを確認しておくことをお薦めします。
本当に審査を担当する行政庁や会社によって、判断が分かれることが多いので。木造は特にかもしれません。
ちなみに、先月幼稚園敷地内に交流館の計算を行いましたが、全体木造とし一部鉄骨梁&柱を使用しました。
この時の計算方法としては、全体を木造として一貫計算を行い、鉄骨柱と梁に置き換える部分については、負担する力を拾い出して鉄骨の計算を行い、両方の計算書を添付して提出しました。
もちろん事前に建築主事に「こういう計算方法を行うが良いか」の確認済みです。
こういう記事で「ちょっと鉄骨が入ると混構造扱いになる〜」とひるむ必要はないですよ。
建物の構造を明確にした上で事前確認を取っていけば、申請者側も審査側もお互い納得のいく対応がとっていけると思います。
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