棟上前2009年01月09日

今日は私も大分の現場に行ってきました。


中間検査の準備もそろそろかからないといけません。
棟梁に日にちを確認して、現場の状況も確認です。
明日は棟上式なので、工務店の社長も顔を出していました。


私の設計の仕様は、一番棟数を重ねているハウスメーカーに準じています。構造などかなりきちっとしていて、FLAT35だろうと、大抵の基準は軽くクリアできます。
そのあたりが、今回の大工さんたちが今までしてきた仕事と違うことが多く、ややハイスペックになっているところが気に入らなかったようです。
棟梁からひとしきり文句を聞きました。


もちろん、棟梁たちの仕事が悪いわけでもないし、こっちだって無駄なものを重ねているわけでもないのですが・・
やはり工務店さんに合わせて、柔軟な対応が取れる大人な設計屋でありたいです。
しかし、床の断熱材を「予算がないから合板二重張りにする」っていう変更は聞き逃せませんでしたが。
宮崎は、一番断熱材の要らない地域で、床には無くてもいいことになっています。(一部地域を除く)
大分はそういうわけにはいかないし、それこそ、宮崎だってちゃんとしたハウスメーカーは入れてますよ・・


もー心配だなー
犬走りはいらないから、こういうところ手を抜かないで欲しい・・

O邸もぼちぼち2009年01月11日

昨日はI邸の上棟式で、私の代わりに夫が現場での式と夕方からの打ち上げに参加。私はその送迎に駆り出されていました。
頭痛がひどいのに・・
おまけに、今日の昼は中学校の剣道部の新年会。
割り当ての食材の他、一品持ってくることと決められ、子供とアップルケーキを天板2枚分焼き、もうすっかりクタクタでした。


そんな疲れを引きずりつつも・・朝一番からO邸の打合せです。


年末になんとなく気持ちが揃いあわなかったため、こちらも気を引き締めなおして打ち合わせに向かうと、いつもは顔を出さないご主人やお父様(棟梁)も揃って出て来られ、なんかぎゅっと話を合わせることができ、ほっとします。


O邸の工事は2月後半からスタート。
それまでにきっちり仕事しておくことにしよう。


このまま中学校の武道館へ。
お腹一杯になりましたが・・こういう付き合いは結構疲れます。
帰宅後はチビと一緒に昼寝しました。

されどN値計算2009年01月16日

ハウスメーカーから、以前提出していた物件のN値計算の修正を2件分求められました。


確認申請の際、特例により構造図などは提出しませんが、施工会社が行う性能保証の認定のために検査機関に構造図を出すことが多く、その際柱脚柱頭の検討をN値計算法で行います。


その計算結果は、検査機関も自分達のソフトで再計算し、数値のチェックをするのですが、ソフトの特性の違いなどで若干数値が変わったりします。特に、出隅の柱の位置設定などを自動にしているとよく起こります。


しかし、今回の指摘は、出隅の柱の設定違いだけではなかった。
なんだろう・・とあちこち探していると、検査機関の使っているソフトでは、下階に柱がない場合の二階の柱の軸力を、隣の柱が負担するように考慮されているではないですか。


自分の使っている構造ソフトにはそんな機能は見当たらない。
サポートセンターに尋ねてみても、N値計算の場合には反映できないといいます。
第一、N値計算自体、簡易計算法だもんね~普通そこまで求めないことの方が多いです。
そこまでするなよ~とぼやきながらも、指摘がある以上対応しないわけにはいかないので、あちこち調べまくって、(財)日本住宅・木材技術センターの解説に基づいて、追加計算を加えました。


やれやれ。
それにしても、今回のことで一気にN値計算を理解したぞ。


しかしN値計算って、壁量計算以上許容応力度計算以下というか・・
非常に微妙な位置にあります。
でも、住宅クラスの物件を扱うなら、出来たに越したことはないです。
使用する金物も少なく出来るしね。

中間検査2009年01月19日

I邸の中間検査に行ってきました。


宮崎では2階建て木造住宅クラスでは、中間検査を行わないケースがほとんどですが、大分では100平米を超えるものは検査が必要なようです。いずれにしろ、フラット35も付いているし、性能保障保険の検査が入りますけどね。


検査は少し緊張しましたが、検査員も工事を停滞させることなく検査を済ませてくれる姿勢すらあり、なんとか無事に通過しました。
ただ、ここではっきり書けないのですが、大工さん達の姿勢の中に、これまでの慣例重視で、最近しなくてはならなくなったことへの対応の遅れを少々感じました。


この物件のお施主様は、大工さんの息子さん夫婦だからそれでいいのかもしれないですが、「私が施主だったらそんなのはイヤだ」と思ったってことです。
一緒にいた夫も同じことを感じたようです。


・・サッシ周りの防水テープはきっちり施工しましょうよ。
10年保障は防水に関係するところの分だし。


まぁ~私もついうっかり、二階トイレの下に火打材をいれてしまい、
「これは水道屋泣かせなのよ」と棟梁に言われ、横をすり抜けていった水道屋さんに苦笑されてしまいましたが。
・・気をつけよう(赤面)

構造検討2009年01月21日

先週から必死に老人ホームの構造検討をしています。


木造二階建て、述べ床面積500m2以内なので、確認申請時の構造検討は壁量計算でよいのですが、今回は主事からの指示で許容応力度計算をすることになったそうです。


老人ホームによくありますが、同じような棟が3-4棟同時に建設されます。
(老人ホームはこのパターンが多いですね。昨年施工図を書いた物件もしかり、この前大分でタマホームが建設中な所にも遭遇。ハウスメーカーも作るんだ・・)
そんなわけで、3人で別々の棟を担当。各々使用のソフトが違いますが、そこは許容してもらえるため、むしろ各々のソフトの特性がよく分かり面白い仕事になりました。


なーんて、私にとっては結構ボリューミーで。
小屋組部分に登り梁などあって、ソフトで対応出来ない部分は別途計算が必要だし。結構ヒィヒィ言ってます。


しかし難解極まりなかった木造の構造設計本(通称グレー本)の内容がようやく頭に染みて来ました。
ポチッとボタンを押すと、700ページにわたる計算を一気にしてくれるところもソフトのいいところですね。ここのところが結構快感~


この仕事は今月末まで。もう一息踏ん張ります。